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Sydney English Language Centre (SELC)
Sydney English Language Centre (SELC) ILETS最高試験管も在籍。教師の質に抜群の定評があるボンダイジャンクションの名門語学学校。 Sydney English Language Centre (SELC) |
学校周辺の紹介
Bondi Junctionの駅です。電車とバスターミナルがあります。 | 駅にはバスターミナルが設置し、シドニーの東地区の中心地と呼べるでしょう。 | 駅に隣接している大きなショッピングセンターです。 |
シドニーには中心街からも10キロ離れていない所にボンダイビーチ(BondiBeach)があり、週末は多くの人が集まるスポットです。
今回紹介するセルク(SELC:SydneyEnglishLanguageCentre)のボンダイキャンパスは、シドニーの中心街とそのボンダイビーチの中間にあるボンダイジャンクション(BondiJunction)の駅から歩いて5分程度のところに位置しています。
ボンダイジャンクションにはウェストフィールド(Westfield)という大きなショッピングセンターがあり、その中にデイビッドジョーンズ(DavidJones)、マイヤー(Myer)というファッションデパートメントが入っています。
日本でも名が知られているミランダ・カーも、少し前までは長らくこのデイビッドジョーンズの広告塔でした。この街にアップルストアががあることからも、人が多く集まる場所だということの証かと思います。
大きなショッピングセンターだけでなく、ショッピングストリートにも、スーパーマーケット、カフェ、パブ、レストランといった店が連ねます。ボンダイはビーチだけでなく、シドニーの東地区=イースタンサバーブの中心地と言っても過言ではないでしょう。
学校紹介
学校が入っている建物の入り口にちょっとした売店が見えたら、それが目印です。 | こちらが建物の入り口です。 | 建物に数字があるので、これを見落とさないようにしましょう。 |
日本と異なりサインはそれほど大きくありません。お気を付けて。 | 建物の案内を読んで受付に向かいましょう。 | ちなみに学校の前の道の向こう側は住宅街です。 |
セルク・ボンダイキャンパスの住所は19-23 Hollywood Avenue, Bondi Junctionです。ボンダイジャンクションの駅から歩いて5分程度に学校は位置しています。
学校の入っている建物は大きなショッピングセンターに隣接しているのですが、学校向かい側には住宅街が広がっています。ボンダイジャンクションは大きな商業地ですが、この地域にしては、学校は静かな立地といえるでしょう。
*シドニーの英語学校というのは8割、9割方がCBDと呼ばれる中心街に位置しています。そういう意味では中心街に無い学校は限られて、セルクは数少ない学校の一つといえるでしょう。繰り返しになりますが、ビーチにも近いロケーションのためよりオーストラリアっぽい雰囲気を味わえる学校といっても良いかもしれません。
スタッフの紹介
こちらが今回お話を聞いたYasさんです。
セルクのボンダイ校は受付が2Fにあり、この階は全てセルクが使用しています。
ビルの1Fにも幾つか教室があります。今まで通った語学学校は、透明なガラスで授業中の教室内が見えたものですが、ボンダイキャンパスの教室は、ガラスが使われておらず、ある意味勉強により集中できることを好む人におすすめの作りです。
セルクはシティにもキャンパスがございますが、只今コースの場所を再編中です。
いわゆる語学学校としてのコースは、ボンダイキャンパスに統一されます(対して学位が取得できるコース=専門学校としてのコース、チャイルドケアなどのコースはシティキャンパスに移行しています)。
今回僕の来訪を担当してくれたのは、Yasさんです。オーストラリアに20年以上住み、オーストラリアで日本語教師として8年の経験がある大ベテランです。
受付です。なんと卒業生がインターンで受付をしていました。 | 学校内部です。1フロアに10ほどの教室がございます。 |
受付をしていたMayumiさんは、セルクの卒業生で、インターンシップとしてこの学校で受付をしています。今回はMayumiさんが卒業生として学校に関するインタビューを受けてくれました。
それではいつものようにYasさんに質問をぶつけてみました。
Q: 体験授業は受けられますか?
体験授業は原則、お断りしているそうです。ただケースバイケースで可能なケースもあるとのことです。学校見学も含め、希望される方はご相談下さい。
Q: クラスのレベル分けはどのようになっていますか?
セルクの一般英語はビギナー、エレメンタリー、プレインターメディエイト、インターメディエイト、アッパーインターメディエイト、アドバンストにクラスが別れています。
*セルクに限らず、プレからアッパーのインターメディエイトのレベルに分類される生徒の人数が多いため、クラスが複数に分かれることが多いです。それ故、英語学校では一番下のビギナーと一番上のアドバンストのクラスが無いケースも珍しくありません。セルクはビギナーもアドバンストもあり、レベル分けもしっかりしている証ですね。
Q: クラス分けテストの頻度はどのくらいですか?
4週に1度です。
Q: 国籍バランスはどのようになりますか?
おおまかにヨーロッパが6割、日本2割弱、南米15%そしてその他の国とのことです。
Q: 年齢層はどのような感じでしょうか?
20代が中心で、前半の方もいれば後半の方もいるようです。
Q: 1クラスの人数は大体何人ですか?
学校のルールとしては最大18人。
Q: 教室の数は?
ボンダイキャンパスでは20程です。
Q: 学校全体の総生徒数は何人くらいでしょうか?
ボンダイキャンパスでは350から400人程度です。
Q: 英語学習のどういった部分が他校と違いますか? 強みはどこですか?
1. 日本人サポート
セルクは日本人にとても人気の英語学校で、生徒全体の2割近くが日本人とのことです。そのため日本人スタッフが4から5人常駐して、困ったときのサポートに関しても手厚いですね。
僕の来訪をコーディネイトしてくださったYasさんは、毎週一度ですが日本人生徒の希望者にワークショップを開催しています。
日本と異なる文化のオーストラリアで生活していくこと、語学を学ぶこと、仕事を得ることについて、アドバイスをしてくれます。ここまでの手厚いサポートは他の学校には無いといっても言い過ぎではないかもしれません。
2. 経験ある教師陣
SELCの講師陣には、ケンブリッジ並びにIELTSの試験官をしている人がいます。
採点者が試験の傾向と対策を教えてくれるというのも大きな魅力ですね。学校の歴史も30年と長く、一般英語コースに関しても、経験ある講師陣が多いのが特徴です。
*オーストラリアでは英語教師に関してランク付けがあり、一番下は1で上は11まであるのですが、SELCの教師陣は平均して8とのことです。(オーストラリアの大学を卒業したという人に与えられるのは2だそうです。)
3. 毎日あるアクティヴィティ
今後は語学に関するコースがボンダイ校に一つに再編成されるSELCですが、ほぼ毎日のようにアクティヴィティが計画されています。
シティ校の生徒も参加可能のため、クラスメート以外の人とも知り合う機会がございます。自分1人ではなかなかできないことがアクティヴィティにあるかもしれません。
専門のコーディネイターも存在しているので、どうぞ相談して毎日の生活に役立てて下さい。
セルクの教師陣です。経験ある先生たちが、老舗英語学校を支えています。 | アクティヴィティカレンダーです。希望すれば毎日何かしら予定されていますね。 |
休み時間中の教室内部です。セルクカラーのブルーを意識した壁紙です。 | バリスタコースがあるため、割引価格でコーヒーの購入が可能です。 | リラックスルームです。卓球台がありますね。 |
動画で紹介! Sydney English Language Centre(SELC)
学校紹介(SELC Australia)
その他の学校施設、サービスについて
コンピュータールームが複数ございます。 | English Onlyポリシーですね。学校では英語を心掛けて下さい。 |
試験対策コースや選択授業について
セルクのボンダイ校では、一般英語、ケンブリッジ英語対策、IELTS対策、進学英語コース、バリスタコースが開校されています。その中でも、ケンブリッジ英語のコースには、言語的に親しいヨーロッパからの生徒が集まり、意識の高い生徒が集まると伺っております。
クラスのレベルに付いていくということで、勉強に集中する生徒も多いので、課題も多いので大変でしょうが、きっと英語力の上達につながるコースです。難易度順にCPE、CAE、FCEのレベルがあるのですが、FCEを目指す人のためのクラスも用意されています。
バリスタコースも日本人にはとても人気で、ホスピタリティの分野でアルバイトなどを経験したいという人にお薦めです。
コースの開講時期並びに、受入に限りがございますので、興味のある方はなるべく早い段階でのご連絡をお待ちしております。時に数ヶ月先まで空きがないというケースも珍しくありません。
人気職種であるカフェでのお仕事を希望する人が多いオーストラリアでは、語学学校がこういったコースを用意しています。
食堂、カフェテリア、ランチタイム(電子レンジ、キッチン)
セルクにはバリスタコースというものがあり、コースの生徒さんたちが作ったコーヒーが格安で販売されています(オーストラリアにはイタリアからのエスプレッソの文化が好まれ、カフェではエスプレッソマシーンを使ってコーヒーを入れるのが主流です)。
図書館の時間、PCの数、Wifiについて
一定数のPCが設置されております(ただ最近はWIFIでの無線接続を提供しているため、多くの人が持参した端末を利用しているそうです)。
ホームステイについて
セルクでは学校手配によるホームステイサービスがございます。30年の歴史があるセルクは、学校のあるボンダイエリアの周辺ファミリーと繋がりがあります。
ビーチ沿いのエリアはシドニーの人にとっても人気エリアのため、この地域に住むということは、中々経験できることではありません。
*シドニーは中心街に語学学校が集まり、学校手配あるいは弊社提携手配でも、ホームステイを希望するとどうしてもホームステイ先はシドニーの東西南北各地に散らばってしまう傾向があります。
その点、ボンダイという地域にある学校・セルク手配のホームステイは、学校周辺シドニー東地区=イースタンサバーブに多くのファミリーがあるという強みがあります。
ホームステイだけではなく、学校近くの学生寮も紹介しています。
学生インタビュー
インタビューを受けてくれたMasumiさんです。 |
今回は現役生徒ではないものの、ついこの前まで学生として在籍し、その後学校から受付のお仕事をインターンでやってみないか? というオファーを受けたMasumiさんにいくつか質問をさせて頂きました(留学ドットコム経由での生徒さまではございません)。
およそ8ヶ月の一般英語を経て、3ヶ月FCEというケンブリッジコースを受講されたそうです。
何か一つのことを成し遂げたい! という目標があったため、渡航後一般英語コースをしていく中で、学校と相談をして、英語試験対策のコースに変更することを決断されたそうです(つまり、日本にいる時からケンブリッジを受けよう!という意思があったわけではないそうです)。
ケンブリッジのコースにはヨーロッパからの学生も多く、普段の授業に付いていくためにやはり必死にならざるを得なかったとのこと。
留学において目標を持つこと、どういう人と接して生活を送るかということはとても大きな鍵になるでしょうね。
*おそらくこのウェブサイトを見ている人の中に、ケンブリッジの英語試験ってなんだろう?という方もいるかと思います。英語試験といえば英検かTOEICというケースが多い日本では、語学学校のケンブリッジ英語対策コースやらIELTS対策コースと聞くと、自分には関係ないかなという印象を持たれるかもしれません。
英語には色々試験がございますが、それぞれ問われるものが多少異なります(ちなみにTOEICとTOEFLは同じ団体によって作成されているため、問題の傾向似ている側面がございます)。
それぞれの試験の傾向と対策を知ることで多少スコアがアップすることは確かにあります。
試験によって相性などもあるかもしれません。ただどの英語試験でも、高得点をとるにはやはり普遍的な英語力という土台が必要です。
ケンブリッジもIELTSも、読み、書き、聞き、話しの英語の4分野に関する能力を満遍なく要求される試験です。TOEICで高得点の経験がない方であれば、こういったケンブリッジやIELTSコースに通うことで、十分英語力アップにつながるものだと思います。
Masumiさんはケンブリッジ英語試験の対策コースをこなした後に、学校からインターシップのオファーを受け、ワーキングホリデービザでオーストラリアに再入国をしたそうです。
*仕事探しをするときに、職歴や経験を重視する職場もありますが、学生の人はなかなか履歴書でその部分を埋めることができないというのが実情でしょう。しかし例え無給だったとしても、インターシップやボランティア経験を記入して自己アピールすることは十分に可能です。加えて、その経験からできた人間関係によっては、今後の履歴書に記入する自分のReference(保証人)になってくれる人が見つかるかもしれません。
学校訪問を終えての感想
SELCは時期を問わず、日本人の生徒さんが多いのが特徴です。いわゆる国籍比率でも日本人の割合が20%程度と、日本人にとても人気の高い学校です。
シドニーに少し住んだことのある日本人でも、ボンダイの近くに住みたいと思う人は珍しくなく、ボンダイは多くの日本人の方が「オーストラリア」といって想像するであろう青い空とビーチがある場所です。
その一方お店も多く、実生活をするにという側面においてもとても魅力的な街なです。
ただ日本人比率が多いということを気にする生徒さんがいるのも事実です。
多くの英語学校というのも一般的に、国籍比率にとても気を使っています。一つの国からの留学生が増えないように、配慮をすることは珍しくありません。
そこで「日本人比率の上限は設けていますか?」という質問をYasさんにしたのですが、「特に設けていない」とのことです。
その理由は、「日本人がいるから英語が上手にならなかったということを理由に、ヨーロッパや南米から来る生徒に負けないで欲しい」という熱ーい思いがある故に、上限を設けていないとのことです。
SELCに入学した方はこのYasさんのWorkshopに参加して、英語勉強への取り組み方、仕事の見つけ方などを聞くことができます。これはSELCに通った人だけが体験できる貴重な機会だと思います。
他にも、学校の先生が優秀であるため、どうしても人件費がかかり授業代も安くはならないと、正直に答えて頂いたことに、とても好感を覚えました。