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Langports
Langports Reading・Writing・Speaking・Listeningの4つの側面から英語力を評価。英語能力を一つの物差しで測らないのが特長です。 Langports |
学校周辺の紹介
Harris Street | 中心街からダーリングハーバーに向かうとこのサインがあります。 | 中心街、Townhallへ向かうピアモントブリッジからの眺めです。 |
今回紹介するラングポーツ(Langports)はシドニー中心街に隣接するダーリング ハーバー(Darling harbour)に位置しています。
正確な住所はピアモント(Pyrmont)になりますが、このエリアはダーリング ハーバーと呼ばれ、その名の通り港がある地域です。
ここ数十年の都市再開発により、ダーリング ハーバーはカフェやレストランなどの飲食系、ショッピング、エンターテイメント系のお店が増えています。もともとこの地域はオーストラリア入植の最初の時期に貿易の港として開発されたため、周辺にはシドニーに移民が入ってきた1800年代の古い建物が残っています。
Langportsの校舎もまた歴史的な観点から外観を保存されることが指定されています。
学校の西側にはHarris streetという道が走り、カフェ、パブ、レストランなどがあり、道の両脇にはプラタヌスとうい落葉樹が立ち並んでとても綺麗です。僕が学校に訪問した夏が終わるこの時期でもとてもきれいな黄緑色をしていました。
学校の東側には以前の港、なおかつ商業施設があり、更に東に行くシドニーの中心街が歩いていける距離にあります。
シドニーでは街の中心街をCentral Business District=CBDあるいはシティと呼びますが、シティ程高層ビルがあるわけでもないため、人が一日中ごった返す程多いわけではありません。
学校紹介
Pyrmontの老舗パブです。こちらの古い建物が見えたら、もうすぐです。 | これが学校のあるMurry Streetです。 | こちらの建物がLangportsのSydney校です。 |
サインは大きくないです、見逃さないようにしてくださいね。 | こちらが入り口。階段かエレベーターで受付まで行きます。 | 2階に行ってみましょう。 |
ラングポーツの住所は51-53 Murray Street Pyrmontです。ピアモント ブリッジ ホテル(Pyrmont Bridge Hotel)という老舗パブを見つけたら後はここから数分です。
学校は街の中心地であるTownhallから歩いて15分程度。電車の駅からものすごい近いわけではないですが、Darling harbourやPyrmont bridgeなどの景色を楽しみながら歩くのもいいかもしれません。
放課後の帰り道、シティや駅へ向かうときは、歩きながらシドニーの中心街にある高層ビル群を望むことが可能です。
Centralという電車の駅からはLightrail(路面電車)、Townhallなどの駅からはバスがでていて、それらを使えば最寄りのストップからは歩いて数分です。
*昨年から導入されたOpal card(…という日本でいうところのSuicaのようなICカード)を上手く使えば、交通費も抑えられると思いますよ。
学校はフロアの中心にリラックススペースが設計され、椅子・ソファ・PCなどがありました。リラックスペースは休憩時間や放課後にみながお喋りをする場所として使われています。
授業が行われる教室はリラックススペースを囲むように配置されていて、いわゆる廊下というものがありません。(一般的な語学学校はオフィスビルのように、廊下があって、その左右に教室があるのが一般的ですね。)
天井が高く開放感があるのも特徴的です。今現在は2階と3階のみを使用していますが、その他の階は改装中です。2015年内には地上階など、建物全てが学校施設として利用されます(Langportsはもともと、ブリスベンとゴールドコーストに校舎があり、そのシドニー校が昨年開校しました)。
スタッフの紹介
学校長のMilesさんです。今回僕のインタビューを受けてくれた学校長です。
今回僕の来訪を担当してくれたのは、Mileさんです。この業界に35年いる大ベテラン。
もともとはスコットランド育ちで、日本にも英語教師として9年住んだ経験があるとのこと。(Langportsに行く方は、どうぞ日本のことについて、色々喋ってみてください)
日本人スタッフはいませんが、この辺りはとても心強いですね。シドニー校のPrincipalで、いわゆる校長先生ですね。わざわざ今回僕の訪問をコーディネイトして下さいました。
それではいつものように質問をぶつけてみました。
Q: 体験授業は受けられますか?
基本的に受け付けしておりません。
その理由は95%の人が見学できない状況で学校を選ぶしかないので、公正を保つためとのこと。
そのほかの理由として、今現在の生徒様に邪魔になるからということでお断りしているそうです。
しかしながら、学校見学は可能で希望者はお気軽にご連絡くださいとウェルカムな回答をいただきました。
Q: クラスのレベル分けはどのようになっていますか?
いわゆる一般英語コースはUFOと呼ばれ、難易度により7つのレベルに分かれています。(Level1から7)
一番下のクラスLevel1はアルファベットからはじめるようなクラス、一番上のLevel7はコミュニケーションにはほとんど支障がなく、とても上手だけれど、さらに上を目指すクラスということで今は存在していないとのこと。
今現在一般英語(UFO)は5つのレベルに分かれていて、日本人の方であれば、Level2あるいは3からスタートすることが多いとのことです。
一般英語コースのほかは、IELTSコース、ケンブリッジ英語コースがあり、EAPコース、TOEICコースなども将来的には開講予定です。
Q: 国籍バランスはどのようになりますか?
どの学校でも時期によって変動するものですが、おおまかにブラジル24%、日本17%、スイス15%、コロンビア9%、フランス7%、スペイン6%、台湾6%で、22カ国くらいから来ているとのことです。
Q: 年齢層はどのような感じでしょうか?
20代が中心で、前半の方もいれば後半の方もいるようです。
Q: 1クラスの人数は大体何人ですか?
学校のルールとしては最大16人、現在は10人強から14人程度とのことです。
Q: 先生の数は何人ですか?
ただいま10人程度。将来的には20人強になるでしょう。
Q: 教室の数は?
ただいま10、将来的には23。
Q: 学校全体の総生徒数は何人くらいでしょうか?
ただいま100人程度。将来的には250人から300人。
Q: 英語学習のどういった部分が他校と違いますか? 強みはどこですか?
1. 毎週1回のクラス分けと面接。
ラングポーツのUFO(一般英語コース)では毎週レベルチェックテストがあります。それによってクラスが決まります。
他の学校であれば、2週以上が当たり前かもしれませんが、毎週のレベルチェックが、毎週のクラス替えに反映されます。より自分にあったレベルのクラスで授業を受けることが可能です。
そしてこのレベルチェックテストの結果をもとに、毎週面接が行われます。このレベルチェックテストと面接が毎回記録されて、今までの進度などを一目で見ることが可能です。面接の結果で先生によるコメントもしっかりレコードされ、細かいフォローがされています。
2. セクション別のクラス分け
一般的に語学学校というのは、定期的にテストがありクラス分けがあります。クラスにはたいてい1人あるいは2人の先生がいて、10人強のクラスメートを相手に授業を担当するものです。
Langportsでは週に1度のテストの中で、Reading・Writing・Speaking・Listeningの4つの側面から英語力を評価します。英語能力を一つの物差しで測らないのがこの学校の特長です。
例えば一般的な日本人であれば、読み・書きは強いけれど、喋るのが苦手という傾向があります。そういう人は読み・書きなど強い部分は上のクラスで、喋るなど弱い部分は下のクラスで学ぶことになります。
1週間ずっと同じクラスメートでもないし、授業によって先生が異なるのです。より多くの人と知り合ったり、お友達になれる可能性があります。
評価を細分化することで、能力に適したクラスへ配置しています。これは10年前にLangportsのブリスベンが開校されてから継続して行われているユニークなシステムで、オーストラリアではまさに唯一の学校と言えるでしょう。
3. ユニークな教室配置と歴史的建築物
この学校は教室だけでなく、リラックスルームにも大きなスペースが割かれています。
リラックスルーム、いわゆる休憩室にもたくさんのソファや椅子があり、建物におけるリラックスルームの割合が半分程度のフロアもあります。卓球台が2つもあり、これだけ充実したリラックスルームがあれば、放課後も居心地良いこと間違いなしです。
もともと学校の建物は、以前港の倉庫として使われていたものです。
開拓時代に建てられたもので、歴史的建築物をに指定されています。そのため外観などを変えることが許されず、看板なども小さなものに抑えられています。(ラングポーツのイメージカラーは青で、ブリスベン、ゴールドコーストの建物の外観は青とのことです。シドニーは正面の柱だけを青にすることが許されたそうです。)
毎週のレベルチェックテストの結果と先生からのコメントが記録されたもの。クラス分けの材料になっています。 | カラフルな椅子やソファが広々としたリラックスルームに用意されています。 | 2つある卓球台です。イベントで大会もあるそうで、とても盛り上がるそうですよ。 |
一般英語は最大7つのクラスに分かれます。 | 一般英語コースは9時開始、昼食前に2つ授業があり、午後はIELTSやビジネス英語、英語教授法などの授業が選択できます。 | 学校の設計図です。今後教室の数が23に増えます。 |
動画で紹介! Langports
Langports Sydney Campus
Japan – Kiyoko studied English at Langports Sydney
10 reasons to study at Langports Sydney
その他の学校施設、サービスについて
受付にあるイベント参加リストです。 | リラックスルームのキッチンです。 | 毎月のイベントカレンダーです。 |
試験対策コースや選択授業について
ラングポーツでは、IELTSコース、ケンブリッジ英語コースも設置されているため、一般英語コースからそれらのコースに興味が有る人に対しても、応対致します。
一般英語コースを取りながらも午後の選択授業で興味のあるIELTS、英語教授法、ビジネス英語などを選択することも可能です。
クラス分けテスト
週一回あり、他の学校では見られない頻度の多さですね。
アクティビティー
学校のない週末も含め、イベントカレンダーをみてもわかるように、2日に1回のペースでアクティビティーが企画されています。
週末のものは必ず参加しなければならなものではありません。イベントコーディネーターが学校にはいますので、どうぞお気軽に相談してください。
食堂、カフェテリア、ランチタイム(電子レンジ、キッチン)
今までに行った学校のなかでも、一番リラックスルームが充実している印象を受けました。リラックスルームがとても広く設計されており、椅子やソファもたくさん用意されています。
図書館の時間、PCの数、Wifiについて
各階のリラックスルームにPCが設置されています。もちろんWIFI使用も可能です。
履歴書・面接のお手伝いについて
隔週の火曜日に開催されるJob Helpというお仕事に関するサービスが受けられます。
レジュメやカバーレターの書き方、面接準備や、Tax File Numberの取得の仕方、仕事をみつけるためのウェブ情報などを無料で提供しております。
ホームステイについて
ラングポーツでは学校手配によるホームステイサービスがございます。
学校訪問を終えての感想
昨年開校したばかり、まだ校舎の一部が改装中ということもあり、学校はとても新しい感じを受けました。
普段はマーケティング担当の方が、日本やアジア圏を担当している方が僕の訪問に関して応対してくれるのですが、今回の僕の訪問をコーディネイトしてくれたのは、学校で一番偉いとされる方でした。
Milesさんが学校のスタッフであることは知っていましたが、Principalとは知らず、僕も最初は緊張してしまいました。質問をしていく度に、細かいことまで教えて頂き、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
この学校の一番の魅力は、一般英語のクラス分けも、英語の聞く、話す、書く、読むの4つの分野にあったクラス分けを10年も前から採用していることですね。これは本当にラングポーツならではのオリジナリティーあるシステムです。
そして、今までみてきた語学学校の中でも一番リラックスルームが充実している学校でした。きっとこんな学校はそうそう無いと思います。カラフルな椅子やソファがたくさんあり、ただ広いだけではなく、天井も高く開放感があります。
これが100年以上も前に建てられた建物で勉強するというのも、日本で生活している中ではなかなか味わえないことだと思います。放課後もこんな心地の良いところで、クラスメートとたくさんお喋りすればきっと英語も伸びるのではないでしょうかね。
決して電車の駅からとても近いというわけではありませんが、シドニーの高層ビル群を眺めながらピアモントブリッジを歩くのは、「あれは貴重な時間だった」と留学後に思い返すことができるかと思います。